昨年度の内容ですが,横浜市が学習状況調査を実施し,まとめたデータが公表されています。
その中に,「各教科「勉強が好き」と答えた児童生徒の割合」の折れ線グラフがあります。その算数・数学の折れ線を読むと,次のような数値になります。
1年生 59%
2年生 55%
3年生 55%
4年生 46%
5年生 40%
6年生 36%
中学1年生 22%
2年生 22%
3年生 26%
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201007/images/phpubNLLV.pdf
横浜市は,私立中学への進学率が18%もあるので,中学のデータはそういう子が抜けた後のデータのようにも思えます。そうだとしても,算数・数学は,横浜の子には好かれていないことが伝わってきます。
一方で,70%という驚異的なデータが『教師のチカラ』(日本標準)7号に出ています。工藤良信先生の御論文です。
「算数ソフトを使って,授業が分かりやすくなった。」「算数が好きになった。」という子が7割になる これは,小学校5年生です。
横浜市 算数ソフト使用クラス
5年生 40% 70%
調査方法も時期も違うので,一概に比較はできません。
しかしながら,これだけの違いがでると,何らかの意義の有る差として位置づきます。
横浜市と工藤学級との大きな違いは,たった一つです。「算数ソフトを使っているか,いないか」にあります。
算数ソフトを使わない,これまでの算数の授業をすると,5年生で40%ぐらいと低迷するが,算数ソフトを使って授業をすると,それが70%ぐらいに飛躍的に高まるということです。
このような数値からも歴然とした差が出ていますが,算数ソフトを使ったときの子ども達の様子を一度でも体験すれば,確かに「算数が好き」という状態になっている事がわかります。
その算数ソフトを継続的に使った結果が,5年生で70%なのです。
「算数好きの子が一人でも増えてほしい」
その願いが,上のデータが示すように,少しずつ形になってきています。とても,嬉しいです。
算数ソフトを活用して,楽しい算数の授業を展開しましょう!
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新しい算数ソフトが,また一つできます。
2年生の「水のかさ」。mLとdL,Lの関係を把握するソフトです。
「dL」ボタンをクリックすると,どうなるでしょうか。「もっと!算数」サイトにアップされましたら,是非,ご覧ください。